【育児休業給付金】計算ツールで月額シミュレーション！手取りはいくら？
【結論】育休中の手取りは、休業前のおよそ50%〜80%が目安です。最大の不安である「お金」の問題を、ここで解決しましょう。
「育休を取りたいけど、やっぱりお金が心配…」「結局、毎月いくら口座に振り込まれるの？」その気持ち、痛いほどわかります。育休取得をためらう最大の理由、それは漠然としたお金への不安です。この記事では、あなたの月給から具体的な給付金額をシミュレーションできる独自の計算ツールと、自分で計算できる3ステップを用意しました。具体的な数字を把握して、お金の不安を安心に変えましょう。
【計算ツール】あなたの育児休業給付金をシミュレーション
まずは、あなたの今の給料（額面）を半角数字で入力し、「計算する」ボタンを押してみてください。育休中にもらえるおおよその月額が表示されます。
育児休業給付金 計算ツール
円
計算結果（月額の目安）
最初の180日間 (給付率67%)： 0 円
181日目以降 (給付率50%)： 0 円
※この計算は目安です。正確な金額はハローワークの決定に基づきます。
※支給上限額（2025年8月時点）を考慮しています。
この記事でわかること
- あなたの給料だと月額いくらもらえるかのシミュレーション
- 自分で給付金を計算するための3ステップ
- 意外と知らない「支給上限額」の存在
- 手取りがもっとお得になる重要ポイント
計算ツールなしでもOK！3ステップでわかる月額算出方法
「どうしてその金額になるの？」と仕組みを理解したいあなたのために、手動での計算方法を3ステップで解説します。
ステップ1：休業開始時賃金「月額」を確認する
まず基準となるのは、育休に入る直前6ヶ月間の給料（残業代など含む、税引前の額面）の平均です。シンプルに、育休に入る直前の月給（額面）を基準に考えましょう。
（例：月給35万円）
ステップ2：給付率（67%または50%）を掛ける
育児休業給付金は、もらえる期間によって給付率が変わります。
- 育休開始から180日間：
賃金月額 × 67% - 181日目以降：
賃金月額 × 50%
（例：35万円 × 67% = 234,500円）
ステップ3：【最重要】支給上限額と下限額を確認する
「給料が高ければ高いだけもらえる」わけではありません。給付金には上限額と下限額が定められており、毎年8月に見直されます。これを知らないと「思ったより少なかった…」となりかねません。
| 給付率 | 支給上限額（月額） | この上限額になる人の月給（目安） |
|---|---|---|
| 67% (〜180日) |
323,811円 | 約48.3万円 以上 |
| 50% (181日〜) |
241,650円 | 約48.3万円 以上 |
もっと得する！育休給付金の3つの重要ポイント
- ポイント①：給付金は「非課税」
給付金には所得税がかかりません。これが、額面の67%でも「実質的な手取りは8割程度になる」と言われる理由です。住民税は前年の所得にかかるため支払いが必要なので注意しましょう。 - ポイント②：社会保険料が「免除」される
育休中は、健康保険料や厚生年金保険料の支払いが、あなたも会社も免除されます。これは数万円単位の大きなメリットです。この社会保険料免除、実はタイミングを工夫するともっとお得になる裏ワザもあります。 - ポイント③：最初の支給は「2〜3ヶ月後」
これが一番の現実的注意点です！育休が始まってすぐにお金が振り込まれるわけではありません。申請手続きの関係で、最初の給付金が手元に来るまで2ヶ月以上かかるのが一般的です。その間の生活費は、貯蓄などで備えておく必要があります。
みんなの体験談：実際、給付金だけで生活できた？
Aさん（33歳・月給32万円）：計算ツールがほぼ正確で安心
「育休に入る前にこのサイトの計算ツールを使ったら、月額21万ちょっとと出ました。正直不安でしたが、実際に振り込まれた額もほぼ同じ。社会保険料の免除が大きいので、生活レベルを少し見直せば、妻と子どものために十分な時間を確保できました。事前に金額がわかると安心感が違いますね。」
Bさん（36歳・月給50万円）：上限額の存在を知って助かった
「単純に『給料の67%』と信じ込んでいたら、危なかったです。僕の場合、月給が上限額の基準を超えていたので、実際の給付額は約32万円でした。もし知らずに『33.5万円もらえるはず』と計算していたら、毎月の家計が赤字になるところでした。高給な人ほど、上限額のチェックは必須です。」
Cさん（30歳・月給28万円）：初回の振込の遅さに焦った
「給付金の額はシミュレーション通りで問題なかったのですが、最初の振込が思ったよりずっと遅くて焦りました。育休開始が4月1日で、初回の振込があったのは6月末。約3ヶ月間、収入がなかったので、貯金を切り崩すことに。事前に知っていれば、もう少し心の準備ができたのに…と反省しています。」
「給付金だけで生活なんて無理だろ？」と育休を認めない会社
もしあなたが育休の相談をした時、上司から「育休中の金はどうするんだ？給付金だけじゃ生活できないだろう」などと、お金を理由に取得を妨げるようなことを言われたら、注意が必要です。
それは、あなたを心配しているようで、実は「休んでほしくない」という会社の都合を、お金の不安にすり替えているだけかもしれません。社員の生活設計や権利よりも、目先の業務を優先する会社に、あなたの貴重な人生を預けて大丈夫でしょうか？
あなたのいる職場が、あなたの強みを活かせていないだけかもしれません。子育てへの理解がある会社なら、あなたの「家族を想う気持ち」や「計画性」は、マイナスではなくプラスとして評価されます。今の環境に疑問を感じたら、外の世界を見てみるだけでも、新しい可能性が見つかりますよ。
まとめ：金額を把握して、お金の不安なく育休計画を立てよう
今回のポイント
- 育休中の月額は計算ツールで簡単シミュレーションできる。
- 給付額は最初の半年が67%、それ以降は50%。ただし上限額に注意。
- 給付金は非課税で社会保険料も免除されるため、実質的な手取りは想像以上に多い。
- ただし、最初の振込は2ヶ月以上先。当座の生活費は準備しておこう。
育休取得の壁となる「お金の不安」は、具体的な数字を把握することで、「管理可能な家計計画」に変わります。漠然と恐れるのではなく、まずは計算ツールであなたのケースをシミュレーションしてみてください。思ったより悪くない、と感じるはずです。しっかり準備して、お金の心配なく、かけがえのない家族との時間を手に入れましょう！