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ご挨拶

はじめまして。「男の育休マニュアル」運営者です。
このブログに辿り着いたあなたは、きっと「育休」という人生の大きな岐路に立ち、期待と、それ以上に大きな不安を抱えているのではないでしょうか。

「会社にどう思われるだろう…」
「お金は大丈夫だろうか…」
「本当に、僕が育休なんて取れるのだろうか…」

その気持ち、痛いほどわかります。なぜなら、すべて数年前の僕自身が抱えていた悩みだからです。このページでは、僕がこのブログを始めるに至った、少し長くて、正直あまり格好良くはない話をさせてください。

このブログを始めた経緯(僕の物語)

「育休を取る」それは孤独な戦いの始まり

第一子の誕生が決まった時、僕は中堅のIT企業で働く、ごく普通のサラリーマンでした。妻もフルタイムで働く共働き家庭。多忙な彼女の負担を少しでも軽くしたい、そして何より、産まれてくる我が子とのかけがえのない時間を自分の手で育みたい。その一心で、僕は「男性育休」の取得を決意しました。

しかし、その決意は、当時の上司の一言で脆くも打ち砕かれそうになります。

「育休?筆者くん、男のくせに?前例がないし、君が抜けたらチームに迷惑がかかるってわからないのか?」

頭が真っ白になりました。祝福してくれるどころか、まるで裏切り者のような扱い。それでも、法律を盾に、何度も頭を下げ、僕はなんとか1ヶ月の育休を取得しました。しかし、それは「祝福されない、孤独な育休」の始まりでした。

復帰後に待ち受けていた「パタハラ」という現実

1ヶ月後、会社に戻った僕を待っていたのは、冷ややかな視線でした。担当していたプロジェクトは、いつの間にか後輩がメイン担当に。重要な会議には呼ばれず、ボーナスの査定は「休んでいたから」という理由で、不当に下げられました。いわゆるパタニティ・ハラスメントです。

会社に居場所はなく、家に帰れば慣れない育児と、疲れ切った妻。僕は完全に消耗していました。「家族のために取った育休が、なぜこんな結果になるんだ…」と、悔しくて眠れない夜を何度も過ごしました。

息子の寝顔を見て決意した「転職」という選択

そんなある夜、やっと寝付いた息子の顔を見て、ふと涙が溢れました。この子の未来のために、僕は今、何をするべきなんだろう。この会社にいたら、次の子が産まれても、この子が熱を出しても、きっと僕はまた嫌な顔をされる。家族を守れない。そう確信した瞬間、僕の中で何かが吹っ切れました。

「もう、この会社にしがみつくのはやめよう」

そこから、僕は育休中に取り組むべきだった「転職活動」という、次の一手に進みました。藁にもすがる思いで登録した転職エージェントの担当者は、僕の経験を笑うどころか、「育休取得という経験は、計画性や家庭への責任感の証明。素晴らしいアピールポイントですよ」と言ってくれたのです。

その言葉に背中を押され、僕は「男性育休の取得を推奨している」今の、そこそこホワイトな会社への転職を成功させました。

そして、このブログの誕生へ

近々、我が家には第二子が生まれる予定です。今の会社では、育休取得を伝えた時、上司も同僚も、全員が笑顔で「おめでとう!」「安心して休んで!」と言ってくれました。あの頃の孤独な戦いが、嘘のようです。

このブログは、そんな僕の血と涙の経験の全てです。
かつての僕と同じように、たった一人で戦い、悩み、傷ついている男性と、そのパートナーを、一人でも多く救いたい。正しい知識と戦略さえあれば、育休は「リスク」ではなく「人生を豊かにする最高の武器」になる。そのことを伝えるために、僕はこのブログを始めました。

このブログであなたが得られること

このブログは、単なる制度の解説サイトではありません。僕の失敗と成功の全てを詰め込んだ、実践的な「マニュアル」です。

① 揺るぎない「知識」という鎧

複雑な制度や給付金を誰よりも分かりやすく解説。法律をあなたの鎧にします。

② 会社を納得させる「交渉術」

上司や同僚を敵に回さない、円満取得のための具体的なコミュニケーション術。

③ ちょっとずる賢い「裏ワザ」

教科書には載っていない、でも確実に役立つ現実的なテクニック。

④ リアルな「体験談」という羅針盤

様々な職種のパパ達の成功・失敗談。あなたの進むべき道を照らします。

⑤「転職」という最強の選択肢

どうしてもダメな時のための、あなたのキャリアと家族を守る最終手段。

読者の皆様へのメッセージ

父親が育児をするのは、当たり前の時代になりました。しかし、その「当たり前」を実現するには、まだまだ多くの壁があるのが現実です。

どうか、一人で戦わないでください。不安な時、悔しい時、道に迷った時、いつでもこのブログに戻ってきてください。ここは、あなたのための「基地」であり、僕という「仲間」がいます。

育休は、あなたの人生で最も価値のある自己投資です。その一歩を踏み出す勇気を、僕が、このブログが、全力で応援します。

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